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ヘリコバクター・ピロリ胃炎(除菌療法)

慢性的な胃痛、胃の不快感の原因となります。

ピロリ菌(ヘリコバクター・ピロリ菌)は1983年に発見されました。長さ2.5~4.0μmほどのらせん型の細菌です。ウレアーゼという酵素を産生することで胃酸を中和し、幼少時期から胃粘膜に定着することで数十年にわたる萎縮性胃炎を引き起こします。昔は特に井戸水を飲んでいた人に多く感染がみられましたが、水道環境が整備された現在の感染経路として、幼少時期の親から小児への食事の口移しなどがメインと考えられています。

まずは胃カメラで萎縮性胃炎の確認を行う必要があります。また萎縮性胃粘膜は早期胃がんの発生母地になりますのでその発見も重要となります。あわせて血液検査や便抗原検査、尿素呼気試験などを行うことによってピロリ菌感染を確定させます。

ピロリ菌による萎縮性胃炎に対しては保険適応でピロリ菌除菌療法(決められた抗生剤を7日間内服する方法です)を行い除菌します。

除菌後は胃痛の改善、食事が美味しくなってよく食べられるようになったなどの症状改善がみられることが多いです。

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