過敏性腸症候群
近年注目の疾患です。下腹部痛、下痢・便秘などの排便異常、腹部膨満感が出現し、周期的に症状が繰り返されることが多いです。
腸が弱い、として以前は体質として考えられていましたが、どうやらストレスや不安感も関与しているようです。また感染性胃腸炎後になりやすいとも言われています。
便の状態からは軟便・水様便を伴う下痢型、硬便・ウサギ様コロコロ便を伴う便秘型などに分類されます。
当院では腹部超音波検査、腹部レントゲン検査、血液検査による除外診断を行い、抗コリン薬、消化管運動調整薬、ポリカルボフィルカルシウム製剤、整腸剤、漢方薬などで症状の改善を目指します。